最後の悪夢

私は二人の他のやり取りを見ようとした。そうして開いて過去のものを見てみれば、部活の事ばかりだった。たまに友達がやるような普通の会話をしていた。それだけだった。


「好き」「付き合おう」そんな言葉一つもなかった。「しおん」という名前で呼んですらいなかった。


心臓がバクバクと鼓動して、私を呑み込んでいく。床に座って凛上たぶん、大丈夫。シオンと凛上はそういう仲じゃない。だって本人も言ってたし。

でも、でも、シオンがもし凛上のことが好きだったら、私より先にそういうことを伝えていたら、私は今凛上とはただの女友達という関係で。


......生き残ったなら何してもいいわけじゃない。シオンだって死にたかったわけじゃない。

なのに両想いになって喜んでいるの?
生き残ったら付き合って幸せになろうなんて思っているの?

......私、自分勝手だ。バカみたい。
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