最後の悪夢

〈お疲れさまでした。午前七時をお知らせします。鬼は行動不可となりました。

各ホームルームのクラスに朝食が用意されていますので、食事は自由に取ってください。繰り返します……〉



窓もない空間では朝の明かりは届かなかったけれど、誰かが屋上への扉を開ければ青空が覗いた。

七時になる前に起きて祈り続け、カウントダウンをする生徒もいた。

私も一秒一秒、その時を待っていた。


「やった!! 良かった......! 生き残れた......っ」

「マジで見つかんなくて良かった......運が良かったな」


放送がかかった途端に思い切り歓喜の声が上がった。安堵のあまり泣き出す生徒もいた。
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