最後の悪夢

泣き声や喜ぶ声がいくつも上がるなか、終わった、と私は静かに一人で呟いた。


疲れたかもしれない……。
固い床に横になっていたせいで体が痛い。

眠気もある。徹夜して勉強した時と同じ。
最近は規則正しい生活をしていた。


かえって頭がさえわたるような危ない感覚があった。別に一日くらい寝なくても大丈夫だろう。……いや、昨日は緊張して眠れなかったから二日は寝ていないのか。


少しは、仮眠程度はとらないと。



一人ずつ、あの梯子に続く扉から出ていった。

扉からは廊下のリノリウムの反射した淡い白い光が、溢れていた。
< 93 / 456 >

この作品をシェア

pagetop