記憶の奥の怪異
すると、男性が私の目の前に来て身体を屈める。

(な、何.......?)

男性の手が伸びてきて、指の背と手の甲が額に触れる。

(ひんやりしてる......って違う、そうじゃない)

(あと、心做しか眠くなってきたような....?)

うとうとし始めて瞼が段々下りてくる。

「.......終点だ」

最後に聞こえた声が、何を意図して言ったのかが、分からなかった。
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