闇の中の光を自分で。
でも、私には婚約者が居たんだよ……。

ため息が溢れそうだったその時だった。

「こんにちはお姫様。僕は神宮寺雛と言います、姫様の心を奪いにこの場で働いていました」

「ふぇっ……?」

ついだらしない声が出た。

神宮寺……?

あの世界トップの財閥の……?

「姫の事が、前からずっとずっとずぅっと大好きでした、いや、愛してました婚約者と言うのも僕です」

優しい笑みは、一瞬で私の不安を消しとばしてしまった。
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