契約夫婦のはずが、極上の新婚初夜を教えられました
「大吾さん、もうそろそろどこへ行くのか教えてくれてもいいんじゃないですか?」
大吾さんが運転する車の助手席に座り、やきもきしながら彼に言い寄る。大吾さんの格好はラフというよりどちらかと言えば仕事モードで、ドライブという感じでもなければショッピングを楽しむような感じでもない。
一体、どこへなにをしに行くつもりなの?
まったく見当がつかず、仕方なしに目を窓の外へ向ける。歩道を歩く人の流れを目で追っていると、その奥に見知った建物が見えてくる。
「区役所?」
そう私が呟いたのと同時に車は左折、そのまま地下駐車場に入っていく。
なんで区役所?
頭の中は疑問符でいっぱいになってしまい、その答えを請うように大吾さんへと目を向けた。でもエンジンを切った大吾さんはなにも言わず、ハンドルを握ったまま何かを考えているようで。
「大吾さん?」
その横顔を覗き見るけれど、彼の表情は読み取ることができない。でもその顔は真剣そのもの。
「八重」
「は、はい?」
大吾さんはハンドルから手を離すとこっちを向き、私の両手を強く握りしめた。何か妙なことが起こりそうな予感に、胸の鼓動が速くなる。
大吾さんが運転する車の助手席に座り、やきもきしながら彼に言い寄る。大吾さんの格好はラフというよりどちらかと言えば仕事モードで、ドライブという感じでもなければショッピングを楽しむような感じでもない。
一体、どこへなにをしに行くつもりなの?
まったく見当がつかず、仕方なしに目を窓の外へ向ける。歩道を歩く人の流れを目で追っていると、その奥に見知った建物が見えてくる。
「区役所?」
そう私が呟いたのと同時に車は左折、そのまま地下駐車場に入っていく。
なんで区役所?
頭の中は疑問符でいっぱいになってしまい、その答えを請うように大吾さんへと目を向けた。でもエンジンを切った大吾さんはなにも言わず、ハンドルを握ったまま何かを考えているようで。
「大吾さん?」
その横顔を覗き見るけれど、彼の表情は読み取ることができない。でもその顔は真剣そのもの。
「八重」
「は、はい?」
大吾さんはハンドルから手を離すとこっちを向き、私の両手を強く握りしめた。何か妙なことが起こりそうな予感に、胸の鼓動が速くなる。