契約夫婦のはずが、極上の新婚初夜を教えられました
勝手と言われても、もう二か月も前の話。信用するにしてもしないにしても今更で、どうにかなるわけじゃない。
「もう一度聞く。初めて八重を抱いたあの日、どうして俺から逃げた?」
「に、逃げたわけじゃ……ありません。私のせいであんなことになったのに、目が覚めたときあなたにどんな顔をしたらいいのかわからなくなって。ただ、あなたに申し訳ないことをしたと……」
半分ウソで、半分ホント。でもそれが、今の私の本当の気持ち。
私が元カレの披露宴で悲しげな顔をしなければ、この人は私のことなんて気にも留めなかっただろうし、あの日抱き合うことはなかっただろう。私はこの人を、無意識に利用したんだ。
そう思うと心苦しくなって、ジワリと目に涙が溜まってくる。
「……菱川社長、本当にすみませんでした」
もしかしたら今日の社長の態度は、怒っているからなのかもしれない。だとしたら納得だ。謝って済むことじゃないけれど、今はそれしかできない。
「もう一度聞く。初めて八重を抱いたあの日、どうして俺から逃げた?」
「に、逃げたわけじゃ……ありません。私のせいであんなことになったのに、目が覚めたときあなたにどんな顔をしたらいいのかわからなくなって。ただ、あなたに申し訳ないことをしたと……」
半分ウソで、半分ホント。でもそれが、今の私の本当の気持ち。
私が元カレの披露宴で悲しげな顔をしなければ、この人は私のことなんて気にも留めなかっただろうし、あの日抱き合うことはなかっただろう。私はこの人を、無意識に利用したんだ。
そう思うと心苦しくなって、ジワリと目に涙が溜まってくる。
「……菱川社長、本当にすみませんでした」
もしかしたら今日の社長の態度は、怒っているからなのかもしれない。だとしたら納得だ。謝って済むことじゃないけれど、今はそれしかできない。