契約夫婦のはずが、極上の新婚初夜を教えられました
「いや、悪い。八重と一緒にいると、新しいことを発見するばかりだな」
突然意図もしなかったことを言われ、きょとんとしてしまう。
「そうなんですか? 私は特に何もしていませんが……」
それはいい意味なのか悪い意味なのかわからないが、大吾さんが表情がさっきよりも緩んでいるところを見ると前者だろうか。おかしなことを言って困らせたわけじゃないのならよかったと、ホッと胸をなでおろす。
「これからずっと一緒に暮らしていくんだからな。お互いに知らないことを知って、豊かな時間を過ごしていくのはいいことだ」
「そうですね」
お互いに見つめ合うと、瞬間辺りが甘い空気に包まれる。どちらともなく顔の距離が近づき始め、あとわずか数センチと迫ったそのとき。
ん?とある違和感に気づき、大吾さんの胸に手を当てた。ピタッと動きが止まり、彼の息づかいだけが耳に届いた。
「どうした?」
大吾さんの目は明らかに私の唇を見つめ、低く落ち着いた声で囁く。
「あの、大吾さん今、ずっと一緒に暮らしていくって言いましたよね?」
あまりの顔の近さに目を伏せてそう聞くと、大吾さんは胸に押し当てている私の両手を取って身体を離した。ふと彼を見上げ、蠱惑的な瞳にとらわれる。
突然意図もしなかったことを言われ、きょとんとしてしまう。
「そうなんですか? 私は特に何もしていませんが……」
それはいい意味なのか悪い意味なのかわからないが、大吾さんが表情がさっきよりも緩んでいるところを見ると前者だろうか。おかしなことを言って困らせたわけじゃないのならよかったと、ホッと胸をなでおろす。
「これからずっと一緒に暮らしていくんだからな。お互いに知らないことを知って、豊かな時間を過ごしていくのはいいことだ」
「そうですね」
お互いに見つめ合うと、瞬間辺りが甘い空気に包まれる。どちらともなく顔の距離が近づき始め、あとわずか数センチと迫ったそのとき。
ん?とある違和感に気づき、大吾さんの胸に手を当てた。ピタッと動きが止まり、彼の息づかいだけが耳に届いた。
「どうした?」
大吾さんの目は明らかに私の唇を見つめ、低く落ち着いた声で囁く。
「あの、大吾さん今、ずっと一緒に暮らしていくって言いましたよね?」
あまりの顔の近さに目を伏せてそう聞くと、大吾さんは胸に押し当てている私の両手を取って身体を離した。ふと彼を見上げ、蠱惑的な瞳にとらわれる。