一夜の奇跡は真実の愛を灯す~副社長の甘い誘惑に溺れて~
そして…


共に抱き合って…私達は最高に甘美な瞬間を迎えた。


『…桜桃羽…君は、もっと自分に自信持って…素晴らしかった。これからも、時々、俺と会って欲しい』


好きだとか、それ以上の言葉はない。


だけど、フラレてすぐの私には…


その方が…有難かった。


急にいろいろあり過ぎて、全然頭の中で整理がついていなかったから。


世界有数の外資系保険会社の御曹司であり、副社長の紅月 麗央と言う魅力に溢れた男性と、私は…


思いがけず一夜を共にした。


まだ、知らないことばっかりだし、私はまだまだ自分に自信が持てそうにないし、私達は恋人でもない。


ちょっと不思議な状況だけど…


でも、なぜか…この人は悪い人じゃない、私も…また麗央さんに会いたいって…


心からそう思ったんだ。
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