センチメンタルナイト【完】
秋晴れの日差しが差し込む理科室で、ショタコンの疑いがあるわりに容赦なくプロレス技をしかけてくるというドS教師るりこちゃんと木之本のやり取りを見ながら、俺は尊敬しているバンドのベースに憧れて伸ばしっぱなしにしている長髪を結っていた。
長髪と言っても、肩より少し下くらいで、理想のバンドマンに比べれば可愛いもんだ。
生活指導教師のブラックリストに俺の名前が書かれてあったのは言うまでもないが。
まだ残暑があるこの時期では、平熱の低い俺でもそれなりに汗をかくため、こうして束ねることが多い。
高校一年当時、この年齢にして母親が元ヤンのシングルマザーで現役スナック勤務という特殊な家庭環境の影響もあり、早くも不特定多数との女遊びにハマっていた俺は、特に年上に媚びることを好んでいた。
断じて都合よく利用しているなんて底意は無かったが、同い年の女より経済力もあるから何かと便利だったという利点を見出してしまったのは事実である。
長髪と言っても、肩より少し下くらいで、理想のバンドマンに比べれば可愛いもんだ。
生活指導教師のブラックリストに俺の名前が書かれてあったのは言うまでもないが。
まだ残暑があるこの時期では、平熱の低い俺でもそれなりに汗をかくため、こうして束ねることが多い。
高校一年当時、この年齢にして母親が元ヤンのシングルマザーで現役スナック勤務という特殊な家庭環境の影響もあり、早くも不特定多数との女遊びにハマっていた俺は、特に年上に媚びることを好んでいた。
断じて都合よく利用しているなんて底意は無かったが、同い年の女より経済力もあるから何かと便利だったという利点を見出してしまったのは事実である。