政略結婚から始まる蜜愛夫婦~俺様御曹司は許嫁への一途な愛を惜しまない~
「だって昔から零士君は意地悪だったじゃない。千鶴ちゃんから聞いて、最低な男に引っかかった私をバカだと思っているでしょ? 零士君も千鶴ちゃんも知っていたんだよね? 文也がどんなつもりで私に近づいてきたのかを。だけど私は一年半も一緒にいたのに気づけなかった。ひとり勝手に盛り上がって、なにも見えていなかったもの」
感情は昂ぶり、また涙が零れ落ちる。
最低だ、私。こんなのただの八つ当たり。そうわかっていても、感情のコントロールができなくて口が止まらない。
「私、文也と一緒になるために零士君との婚約を解消して、家族も捨てる覚悟でいたんだよ? そうなったらみんなに迷惑をかけることになるってわかっているのに。……最低でしょ? 自分のことしか考えていなかった」
零れ落ちる涙を拭いながら、自傷気味に笑ってしまう。
「今回のことを理由に、零士君から婚約解消を申し入れて」
こんな醜態を晒したのに、このまま婚約関係を続け、結婚なんてできないよ。零士君だってますます私のことが嫌いになったでしょ?
感情は昂ぶり、また涙が零れ落ちる。
最低だ、私。こんなのただの八つ当たり。そうわかっていても、感情のコントロールができなくて口が止まらない。
「私、文也と一緒になるために零士君との婚約を解消して、家族も捨てる覚悟でいたんだよ? そうなったらみんなに迷惑をかけることになるってわかっているのに。……最低でしょ? 自分のことしか考えていなかった」
零れ落ちる涙を拭いながら、自傷気味に笑ってしまう。
「今回のことを理由に、零士君から婚約解消を申し入れて」
こんな醜態を晒したのに、このまま婚約関係を続け、結婚なんてできないよ。零士君だってますます私のことが嫌いになったでしょ?