溺愛予告~御曹司の告白躱します~

途中、可愛らしい古民家風カフェに寄って軽くランチをとって水族館へと向かう。

係員のお姉さんにチケットを渡してパンフレットを貰いながらエントランスをくぐると、久しぶりなせいかテンションが上がった。

「かわうそ!かわうそ見たい!」
「かわうそ?」
「あの目のくりっとしたぬるぬる動く茶色い生き物が大好きなの」

特に小さいコツメカワウソがたまらない。
調べたところ、最近三つ子の赤ちゃんが生まれたらしい。絶対見たい。

「…表現の仕方。ってか、まずはイルカとかペンギンが定番なのかと思ってた」
「え、なに言ってんの。水族館来たらまずはかわうそとカピバラでしょ!」
「…特殊だわ」

ツッコミをいれながらも、パンフレットでかわうそと触れ合えるコーナーの場所を確認してくれている。

「え、そうかな。ダントツかわいいじゃん」
「まぁ可愛いけど。なんとなくお前に似てるし」
「…ひっ」

だからやめてくれないかな!その隙あらばさりげなく甘いセリフぶっ込んでくるの。

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