溺愛予告~御曹司の告白躱します~

「…なに、急に」

ふうっとココアを冷ましながら上目遣いに蓮を見ると、コーヒーを飲む蓮の耳が赤いことに気がついた。

「…照れてます?」
「冤罪だ」
「虚偽の証言は犯罪ですよ?」
「じゃあ黙秘」
「それほぼ認めてるようなものですね。それに証拠もあります」
「…証拠?」
「ふっふっふ。あなたの耳、真っ赤ですけど?」

いつもやられっぱなしだから、ここぞとばかりに反撃する。

真顔で視線逸らしたって無駄なんだからね。

たまには蓮もからかわれて恥ずかしさに悶絶でもするがいい。

「照れてますよね?かーわいい」

にやにやしながらいつもの蓮の言い方を真似て言い放ってやったことに満足してココアを飲む。

毎回毎回こっちばっかり照れさせられてからかわれるなんてたまったもんじゃない。

「へへっ。ちょっとは私の気持ちもわかった?」

自分でも元カノに言い負けなかったことでテンションが上がっていることは自覚していた。

さらに珍しい蓮の照れる姿なんて見たせいで、調子に乗ってしまった。

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