あの夢の続きをもう1度描けたら
わたし達は踊っていたアランとユラハに無事合流することができた。
「ヒナノ? コイツらは?」
アランは少し警戒するが、わたしが大丈夫だよとなだめると張り詰めた表情がほぐれた。
その代わりにユラハの腕にしがみついた。
「さっき会った人なの。せっかくのパーティーだから一夜だけでも楽しく過ごしたいねって」
「初めまして。楽しい夜にしましょう」
ユラハがペコリと会釈すると、彼らも同じものを返す。
ちなみに誰も仮面をつけていることを言及しないのは、そういう人がちらほらいるからである。
仮面をつけている人は一夜限りの出会いを楽しみたい、という体でやっている。
「お食事がまだなんですよ。そちらはもう済ませましたか?」
「いえ、わたし達も軽く食べただけでまだ食べられます!」
「僕もアランもずっと踊ってたからお腹すいたや」
「ではそうしましょう」
金髪さんは手をパチンと叩いて、その場を仕切ってくれた。
それからも楽しい時間を過ごして、いつの間にか夜も更けていった。