世界一の宝物
「俺は…母と仲が良くて、父は暴力的では
ありましたが、母に虐待なんて受けていません!母は俺を守ってくれました!」

嘘だ、誰も助けてくれなかった

「父と母は離婚をしましたが、母の心はもう
ボロボロで、俺から言ったんです…。
もう俺のことは忘れてって…。そしたら母は
本当に…俺の事を…」

これも嘘だ、あの人は俺を捨てた

嘘の涙なんて朝飯前だ、ポロポロと止まる事を知らないように流れ出す。

あぁ、なんて惨めなんだろうな、あぁ……
本当に情けない。
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