世界一の宝物
「そう…ですか、申し訳ありませんでした、先程はきつい物言いをしました。」

松山さんが頭を下げる

「…いえっ、お気になさらず…でもなぜ俺が
母に虐待を受けていると思ったんですか?」

これはほんとになぜ?

「失礼を承知で言いますと、貴方の事を少し
調べさせてもらいまして…」

詳しく聞くと、俺の幼少期の様子など周りの人達に聞いたそうだ。

家にあまり帰らず、家の灯りが見えず、
母の出入りを見た事がないと。
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