恋愛境界線
若宮課長のセリフは華麗にスルーして、「私は、外と社食とコンビニが半々ですかねー」と答える。
「その3つをどうすれば、半々になるというんだ?」
何だろう、この人。実は過去に芸人を志し、ツッコミを担当していたことでもあるんだろうか?
いちいちこまめに私にツッコミを入れてくる若宮課長にそんなことを思いながら、深山さんに訂正をする。
「外と社食とコンビニが、それぞれ三割三分三厘な感じです」
残りの0.1%はどこへ行った?とツッコまれるのを覚悟したけれど、それはなかった。
「今日なんて私、財布を忘れてきちゃったので、社食の存在の有難さを改めて実感中なんです」
財布とは別に持ち歩いているSuicaがあったから、通勤時には何の問題もなくて、同僚が外に食べに行くと言い出した時点でようやく家に財布を忘れてきたことに気付いた。
うちの社食は食券を購入するのではなく、ネックストラップにぶら下げているIDカードのバーコードを会計の時に提示する。
すると、給料から天引きされるという仕組みで、金欠時やこういう時にはすごく助かる。