姉のカレシの、闇に溺れて
「ちょ、ちょっとまって…キミが紗和のなんなのかは知らないけど、関係ないのに、いきなりユウくんの事を悪く言わないで!!」
「俺、コイツのせいで月野にフられてるんだから、関係、大ありでしょ。お姉さん話聞いてなさすぎ」
「はあ!? こっちは大喧嘩してるのに、いきなり家に上がりこんできて、キミの話なんてまともに聞けるワケないじゃない!!」
私と悠一さんそっちのけで、姉と南瀬くんは言い合いを始めてしまった。
悪いのは私と悠一さんだから、
身に染みて分かってるから、二人の話に割って入る事ができない。
ただ、姉と南瀬くんの言い合いを、横で聞いている事しかできない。
「変にユウイチさんを庇ってますけど、お姉さん、ユウイチさんと別れるんですよね?」