姉のカレシの、闇に溺れて
『許せない』と言いつつ『泊めてあげて』と、私を気遣うお姉ちゃん。
今度は何があっても裏切りたくない。
今更だけど、次はお姉ちゃんの一番の味方でありたい。
「……………で、キミは私を1日慰めて。私の愚痴吐きに1日付き合って」
「南瀬です。南瀬 樹。って、1日!? 俺、明日学校でお姉さんは大学あるでしょ?? 親は帰ってくるんじゃないの?」
「ウン。ユウくんが前”カレシ”いるって事は言っていいけど、俺って事は言わないでって言ってたの思い出した。私、カレシできたって親に言っちゃってたんだ。南瀬くんお願い! カレシの役して!」
「いや!!! 無理!!! 絶対無理!!! 俺を巻き込まないで!! つーか俺、帰るし!!」
青ざめた顔して『ほら! ユウイチさんも月野も、一緒に退散ー!!』と、私の背中をぐいぐい押す南瀬くん。