姉のカレシの、闇に溺れて


 寝てない??
 昨日一緒にいたんなら…………



 顔が赤い月野を見ながら、首筋に視線を落とすと、一箇所、赤い、内出血してる跡が見えた。



 『月野、首一箇所赤い』と伝えると、スカートのポケットに忍ばせておいた手鏡を取り出し、『どこ?』と、チェック仕出した。



「――――――――あっ!!!」



 声を上げるなり、首筋を慌てて隠しだす月野。



「………………ごめん、これ、あの…………キスマークだと…………」


「え??」



 キスマーク??
 ……あ!! なるほど!!! そういう事!!!


 …………ん?そういう事??


 ………え、

「…………朝まで、そういうコト??」


 ドキドキしながら問いかけると、月野はゆっくり頷いた。


 え、な……
 朝まで!? 月野の姉ちゃんが
『絶倫、ちろう!!!』て叫んでたけど、ユウイチさん絶倫すぎるだろ!!


「あーーーーー」


 耐えきれず、しゃがみ込む。



 …………………………やばい、タった。


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