君の想いは僕のもの。



別に裕也が嫌いな訳では無い。わたしへの好意の部分を抜かしたらとても良い人だからだ。



「まあ、俺に任せてよ」



せいちゃんがニヤッと笑ってそう言った。



「へ?」



「有季は、ずっと俺の傍から離れないでね?」



「う、うん……//」



(やっぱり、せいちゃん大好き……。)



「あ、みんなみーっけ」



聞き覚えのある声で、今1番聞きたくない声が聞こえた。



「ゆ、裕也!?なんでここが……」



「んー、色んな人に聞いてたら渡辺って人が教えてくれた」



(渡辺くんのばか……!)



「ひ、久しぶりだね、ゆ、裕也」



わたしは、ついカタコトになってしまった。



「うん。久しぶり、僕のゆーちゃん♡」



画像で見た通りの格好でわたしの前にたっていた。



「久しぶり、裕也君」



僕のゆーちゃん♡とか言われて固まってたわたしを助けるようにせいちゃんがそう言った。



「あ、うん、ひさしぶりー」



せいちゃんには、すごくすごく塩対応だ。
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