吐息
それから、飛鳥さんはおすすめのコーヒーがあると言って、喫茶店に連れて行ってくれた。
駅ビルの地下2階、ひっそりとした場所にあるお店。
甘いケーキと引き立ての豆で淹れたコーヒーは、とてもおいしかった。
「こんなにコーヒーが美味しいお店が近くにあったなんて」
「だろ? 俺が見つけた穴場スポット。まだ誰にも教えてないんだ。知り合いを連れてきたのは、華が初めて」
「それは特別ですね! 自慢しないとっ」
「ぜっったいダメ! 俺にとって、ここは秘密基地みたいなもんだから」
「ふふ、冗談ですよ」