吐息
「華……はぁ、はぁ、おら……俺のをちゃんと受け止めくれよ。ぜーんぶな」
避妊もせずに、あてがわれる。
こんなこと、これまでない。
練習のときでさえ一度も。
覆い被さって見下ろす真咲さんの口端から、ヨダレが垂れた。
そして、私の胸を濡らしていく。
「えは……エ、は……いいよな? おまえも同類だ。もっと狂え。な? アリアもそうやって、慣れた。俺と同じになれよ。みな、飛鳥もきっと慣れるさ。どんなに争っても」
そもそも、飛鳥さんは『彼らのしていること』を知らなかった?
多分、そうだろう。
なのに、彼と彼女が無理やりこんなのーー。
ひどいよ。
私も飛鳥さんも、見つめる方向は、きっと清らかなところにあった。
なのに、彼らのせいでーー。