吐息



「真咲さんたち、かなりヤバいみてーだぜ」



神妙な声に、私は視線を陸くんに投げる。



「ヤバい?」



「ドラッグの禁断症状。ムショで暴れてまともに話せないんだって。あ、聞いた話で、実際はわかんねーけど」



「そっか……」



目を伏せたままの私。



「なぁ、華」



「なに?」



「仕事……本当に復帰すんのか? 飛鳥さんも店にいないし、無理しなくていいと思うぜ?」



その問いかけに、私は顔を上げた。



陸くんは真剣な顔で私を見ている。




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