吐息



ーー2日前のこと。







退院したばかりの飛鳥さんが、いっしょに住もうと言ってくれた。



海沿いに喫茶店を構えるから、手伝ってほしいと。





泣いて喜んだ。





愛する人といられる。





こんな幸せなことはない。





けど、断ったのは私なりのケジメ。







私は説明した。







自分に自信がほしいと。



それまで待って欲しいと。





ーー人に頼ってばかりではダメだから。







彼は、困ったような顔で、





「相変わらず強情だね」





と笑った。

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