吐息
そして……今日も、会いに来てくれた。
なぜかは、わからないけど。
「陸、グチるのはそこまで。アリアがわがままで身勝手なのは、今に始まったことじゃない。そもそも、俺はアリアのお守り役に向いてない」
肩をすくめる飛鳥さんに、陸くんが食いかかる。
「はぁ? 飛鳥さん以外、だれがあの人の舵を取れるんすか……」
「みんな」
「へ?」
「みんなでアリアをフォロー。機嫌悪い時は、みんなでまくし立てる。そうすれば喜ぶさ。彼女は……子どもだから」
それを聞いて、陸くんは諦めたようにため息を吐いた。