吐息
「……もういいっす。とりあえず、今日は帰ります。華をよろしくお願いします」
「了〜解♪ わがまま聞いてくれてありがとう、陸。今度ご飯おごるよ♪」
飛鳥さんの調子の良さに、陸くんの口もとにも笑みが浮かぶ。
「ったく、ステーキ奢ってくださいよ。ーーじゃあな、華」
陸くんは一度私を見て笑いかけたあと、飛鳥さんに頭を下げた。
それから背を向けると、私たちから離れていった。
会いに来てくれたのは、嬉しい。
けど……いいのかな。