吐息
私は嬉し涙を堪えると、笑顔を向ける。
「あの……本当にいいんですか? その……アリアさんのこと」
すると飛鳥さんは、なんだそんなことか、とため息混じりに漏らしたあと笑いかける。
「彼女は、ただの仕事仲間だよ。今日アリアは仕事オフだし。君が気にすることじゃない。ほら、行こう」
「は、はい。……あ、その前に売り上げ渡します。はい、これ……」
「うん。…………。あれ……2枚多いけど」
「あ……それ……チップです」
「君も、相変わらずだね」
皮肉めいた笑顔に、私も苦笑いで返した。