吐息



飛鳥さんが寄っていき、そして足で何度も蹴り上げる。


「ゲハ……っ、グ……ぁ、やめろ……頼むから」


どんなに懇願しても、飛鳥さんはやめなかった。


何度も何度も、殴る蹴るの暴行を加える。


飛鳥さんの目は血走り、見ている私でさえ怖かった。


それ以上したら……殺してしまう。


「や……め……て……」


掠れた声を絞り出す。


彼を人殺しにしたくない。



< 94 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop