マネキン少女
勇気が居るが、ハッキリ言った方が良い。


自分を励ましながら、震える手でメッセージを入力していく。


『こういうのは止めて下さい!』


帰ってきたメッセージ。


どんな暴言を吐かれるのだろうと思いながら、メッセージを開ける。


『え?るるちゃんが俺としたいて言ったんじゃないの?俺は、るるちゃんが喜ぶようなメッセージを送っただけだけど……』


私が喜ぶメッセージ。


いや。そんな事より、誰がそんな事を言ったのだろうか__


『誰がそんな事を言ったの?』
『あーね!ユリカだよ!あの子とは友達辞めた方が良いと思うよ!!裏ではるるちゃんの悪口ばっかり言ってるから!!』


ハンマーで後頭部を殴られたかのような、感覚に襲われる。


でも、大丈夫。
ユウヤが嘘を付いている可能性だって、多いにあると思うから__


『それ、嘘だよね!?』
『本当だよ!!るるちゃんは友達を信じたいと思うけど、紛れも無く真実だから!!まあ、ユリカが言う事は全て嘘だと思ってた方がいいかも!!』


そう送って来た後に、大量の写真が送られてきた。


「あっ!!」


送られてきた写メは、ユリカとのメッセージのやり取りのスクショ。
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