秘密の子育てだったのに、極上御曹司の溺愛から逃れられない
* * *
「奈保美ってば、立食なラフなパーティーだって言ってたのに」
一流ホテルの宴会場に入るなり、私はこわごわと硬直していた。
ドレスを着せられた時点で気づくべきだった。こんなところへひとりで来ようとしていたなんて、奈保美は強者すぎる。
事の発端は今日のお昼。
同じ学部で仲の良い奈保美と大学の学食でランチをしていたら、都合が悪くて行けなくなったパーティーに代わりに参加してほしいとお願いされたのだ。
聞けば大企業のエリートたちも多く参加するパーティーで、『知り合いに無理を言って招待状を譲ってもらったから行かないのは勿体なくてさぁ。もし天音にいいご縁があったら、そこから私も紹介してもらえるかもしれないし』と言われ、強引に着飾られて送り出された。
私は壁際に移動し、会場内を見渡す。
参加客は二百人以上いると思う。年齢層はバラバラで、皆慣れた様子でパーティーを楽しんでいるように見える。
ホテルの豪華な装飾も相まって、広がるきらびやかな光景に緊張で顔が引きしまった。
「奈保美ってば、立食なラフなパーティーだって言ってたのに」
一流ホテルの宴会場に入るなり、私はこわごわと硬直していた。
ドレスを着せられた時点で気づくべきだった。こんなところへひとりで来ようとしていたなんて、奈保美は強者すぎる。
事の発端は今日のお昼。
同じ学部で仲の良い奈保美と大学の学食でランチをしていたら、都合が悪くて行けなくなったパーティーに代わりに参加してほしいとお願いされたのだ。
聞けば大企業のエリートたちも多く参加するパーティーで、『知り合いに無理を言って招待状を譲ってもらったから行かないのは勿体なくてさぁ。もし天音にいいご縁があったら、そこから私も紹介してもらえるかもしれないし』と言われ、強引に着飾られて送り出された。
私は壁際に移動し、会場内を見渡す。
参加客は二百人以上いると思う。年齢層はバラバラで、皆慣れた様子でパーティーを楽しんでいるように見える。
ホテルの豪華な装飾も相まって、広がるきらびやかな光景に緊張で顔が引きしまった。