Crush~いつも君を想う~
結婚を嫌がった千世ちゃんの身代わりとしてお見合いに出たのが全ての始まりだった。

林太郎さんに恋をして、気持ちを伝えて結ばれて、つきあって…今日、彼と結婚をすると言う日を迎えた。

「千世ちゃんはどうなの?」

そう聞いた私に、
「あたしはまだ仕事が楽しいからいいかな」
と、千世ちゃんは笑いながら答えた。

いつになるかはよくわからないけれど、千世ちゃんにも早くいい相手が見つかるといいな。

そう思っていたら、
「もうそろそろじゃない?」

千世ちゃんに声をかけられて我に返った。

「あっ、もうそんな時間?」

いつの間にか、後少しで結婚式が始まる時間になっていたらしい。

「じゃあ、もう行くね」

「うん、わかった」

私が返事をしたのを確認すると、千世ちゃんは控え室のドアへと向かった。
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