青春の花は素顔に咲く

「まあ、そういう気持ちは理解できるけどな」
「え?」
「他人にどんなにほめられても、自分じゃ認めれない。お世辞に聞こえるし裏があるように感じるよな……」

(白銀?)

「でも、オレは本気で言ってる」
「……………」

 白銀……。

「気を使わせてごめん」
「そんなんじゃない。黒野、なんか最近おかしいぞ」
「ごめんなさい」

 なんだか鼻の奥がツンとして。

 あたしは作り笑顔でその場をしのいで、授業が始まるチャイムで席についた。
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