青春の花は素顔に咲く


 自分は自分。そう思ったところで。
 結局は、自分は自分にしかなれない。

 他人のように輝けない。

 それもまた事実なのだと痛感してしまう。

「はあ…」

 お母さんが望むあたしにも、なれないのかもしれない、期待にはこたえられないのかもしれない。それはあたしが出来損ないからだろうか。わからない。わからないけれど、わかるのは、それが事実だという事だけだ。

(どんなに勉強を頑張って、白銀といたくても、所詮あたしは自分だけで生きていけないから。お母さんとお父さんがいて初めてどうにか域照れる、そんな子供だから)

 自分では一人前になろうと頑張ってても、結局はそれは願望でしかなくて。

 高校生って、つらいなあ。心は大人に近いと思うのに、立場は中途半端で。

 大人でもなく、子供でもなく。
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