契約結婚ですが、極上パイロットの溺愛が始まりました
「まぁまぁ、今後の報告も楽しみにしてるからさ。あー、しかし佑華がいきなり結婚しちゃうなんて、いきなり私置いていかれたじゃん。これから誰と遊べばいいのよ」
「えっ、それは今までと変わりなくだし。これからも亜紗美とは同じように会うけど」
「ほんとにー? 彼にかまけて私をおろそかにしないでよね」
「しないから。今まで私が亜紗美をおろそかにしたことなんてないでしょー?」
とんでもない話をしても亜紗美は相変わらずで、ちゃんと受け止めてくれたことにホッと安堵する。
そんな言葉を交わしながら、手元の時計にちらりと目を落とした。
「今日、夕方から予定あるんでしょ? もしかして、彼と?」
「うーん、彼というか、そのご両親と……」
休みを合わせて、近いうちに七央さんのご両親に会うという約束をしていた。
その約束がいよいよ今晩に迫っている。
「マジか。向こうの親に会うとか、そういうのはちゃんと儀式的なことやるんだね」
「それが契約結婚に踏み切った一番の理由みたいなんだよね」
「え? どういうこと?」
「なんか、結婚を急かされてるみたい。身を固めたほうがいいみたいな、そういう感じなのかね?」