幼なじみと恋愛講座をご一緒に。

ピンポーン~
「花乃!帰ってるんだろ?
 一緒に飯食いたいからドア開けて。」
「……。」


また?また何かあった?
それとも…

ピンポーン~ピンポーン~

「花乃!!何かあった!?
 何も喋らないはダメだって言ったろ?
 花乃!!お願いだからちゃんと話して。」 

ぱたぱたと足音が微かに聞こえたーーーー。

「いっくん、お仕事お疲れ様。
 先に帰っちゃってごめんね。
 今日は疲れたから寝たいの。。」

「ドア開けて。」 

「やだよ。
 もう、寝たいの。」  

「花乃は寝てて良いから。
 まずはドア開けて顔を見せて。」


しつこい程に自分の要求を求める。



「開けてくれるまでドアの前で待つ。」




< 43 / 81 >

この作品をシェア

pagetop