青薔薇の至愛
朱ちゃんは過保護だと思う。
私のことただの幼馴染みで妹みたいな扱いするくせに、ちょっと男の子と喋っただけでこの態度。
そんな朱ちゃんを横目に、しばらくして学校に着くと。
学年違いの朱ちゃんと桜木さんとは廊下で別れ、雪羽君と一緒に教室に入る。
自分の席に着くと、ドタドタと騒がしい足音が聞こえてきて顔を上にあげる。
すると。
ーーバンッ!と、机に勢いよく手を置かれるから驚いた。
手を置いたのは、親友の田村芽愛ちゃんと、松島葉純ちゃんだった。
「お……おはよう?ふたりとも……どうしたの??なんだか顔が怖いよ?」
「優乃……っ、あんたはまた、朝からイケメンに囲まれて登校してきたんだって!?」
葉純ちゃんが羨ましそうに拳をグッと握りながら言う。
「優乃ちゃんいいなー……私もそんなハーレム人生送りたいよ~」
のんびりとした口調で喋る芽愛ちゃん。