初恋物語~大切な君へ

2月14日(月)


今日はいつもより1時間早く起きて
学校に行く支度と昨日、美桜と一所懸命に
作ったバレンタインのチョコを持って行く為の準備をした。
昨日、チョコを作り終えた後に美桜から
可愛いヘアアレンジを教えてもらったのを
早速今、チャレンジしている。
初めてのポニーテール…。
髪を後の中頭部辺りにまとめて結って、
まとめた髪の頭部からゆるく髪の束を引っぱり頭部に丸みを出す。
その後は左右の耳の後ろから後れ毛を少し作ってコテで軽く内巻きに巻いて最後に後れ毛と結んだ髪にヘアオイルを付けて
濡れ感を出して完成。
ヘアゴムはピンク色の蝶々をモチーフにした物を使用した。
メイクは既にナチュラルに仕上げていたので
後はチョコをそれぞれの可愛いラッピングに包んでそれぞれのシンプルな水玉柄の紙袋に入れて出来上がり。
颯太君だけは別のハート柄の紙袋に入れて準備は完璧にできた。
そして、私はホッと一息つくと同時に
兄ちゃんが起きて来てリビングに入ってきた。




「雫、おはよう」



「兄ちゃんおはよう」




「雫、今日起きて来るの早いな」



「今日バレンタインだから」
「1時間早く起きて準備してたの」



「あー今日14日か…」



あー14日か…って兄ちゃん!
今日バレンタインなの忘れてたの?
もしかして兄ちゃん、昨日美桜が送った
LINE読んでないのかな…。



「あっ、兄ちゃん美桜からLINE来てない?」




「えっ?LINE?」




今日はバレンタインか…雫に言われるまでは
気付かなかった。
それより美桜からLINE?
俺はスマホを取り出しLINEを開けた。
すると美桜からLINEが来ていた。
LINEの中身はこう書かれていた。





優君こんばんわ
明日、確かバイト入ってなかったよね?
優君にチョコを渡したくて…
だから2人で一緒に明日帰りたいなぁ。
返事待ってるね。





「どう?来てた?」




「うん、来てたけどなんで雫が知ってる?」



「なんでって、昨日美桜と一緒に」
「バレンタインのチョコ作ってたんだもん」
「チョコ作り終わった時に明日優君に」
「チョコ渡すために夜辺りにLINE送ると」
「言ってたから。」




「なるほどな。」
「雫、今日俺美桜と2人で帰るわ。」




「うんうん!」
「私も今日颯太君と一緒に帰る」
「約束したの。」
< 150 / 241 >

この作品をシェア

pagetop