御曹司は懐妊秘書に独占欲を注ぎ込む
シングルマザーだからと言い訳はしたくない。芽衣にも周りにも。自分にできる精いっぱいで芽衣を守っていくつもりだしこれからもそのつもりだ。
けれど引け目を感じないわけじゃない。初めての育児はいつも不安ばかりで、ひとりで手が回らないこともたくさんある。それを指摘された気がしてついムキになってしまった。
「明臣さんから見ると不十分かもしれませんが、私なりに考えて芽衣にとって最善は尽くしているつもりです」
ああ、そういう話をしていたんじゃないのに。感情的な私を見て、彼は呆れているかもしれない。言いきって心臓が早鐘を打ち出す。
そのとき不意に後頭部に手を回され抱き寄せられる。手の中にあったカップの中身がかすかに揺れ私は目を見張った。
「悪かった。この環境に問題があるとか、早希の育児に思うところがあるとかそういう理由で言ったわけじゃない」
珍しく焦りが含まれた声色で彼は耳元で弁明してきた。
「早希の仕事ぶりから、なににたいしても真面目でよくやっているのもわかっている。芽衣を大事にしているのも伝わっている。けれど、全部ひとりで抱え込む必要はないんだ。少しは支えさせてくれないか?」
明臣さんの言い分に私はゆっくりと顔を上げた。すると至近距離で視線が交わる。
「今みたいに空いた時間に会いに来るだけじゃなく、きちんと向き合いたいんだ。芽衣にも、早希にも。甘やかす時間が全然足りない」
けれど引け目を感じないわけじゃない。初めての育児はいつも不安ばかりで、ひとりで手が回らないこともたくさんある。それを指摘された気がしてついムキになってしまった。
「明臣さんから見ると不十分かもしれませんが、私なりに考えて芽衣にとって最善は尽くしているつもりです」
ああ、そういう話をしていたんじゃないのに。感情的な私を見て、彼は呆れているかもしれない。言いきって心臓が早鐘を打ち出す。
そのとき不意に後頭部に手を回され抱き寄せられる。手の中にあったカップの中身がかすかに揺れ私は目を見張った。
「悪かった。この環境に問題があるとか、早希の育児に思うところがあるとかそういう理由で言ったわけじゃない」
珍しく焦りが含まれた声色で彼は耳元で弁明してきた。
「早希の仕事ぶりから、なににたいしても真面目でよくやっているのもわかっている。芽衣を大事にしているのも伝わっている。けれど、全部ひとりで抱え込む必要はないんだ。少しは支えさせてくれないか?」
明臣さんの言い分に私はゆっくりと顔を上げた。すると至近距離で視線が交わる。
「今みたいに空いた時間に会いに来るだけじゃなく、きちんと向き合いたいんだ。芽衣にも、早希にも。甘やかす時間が全然足りない」