碧色の恋。
「…わ、たし」
言い終わる前に七瀬くんがステージから飛び降りて私の腕を掴んだ。
「行くよ、琴音」
持っていたマイクを椿先輩に渡し、私達は体育館を後にした。
向かったのは、例の空き教室。
七瀬くんが内側から鍵を閉めた。
お互い息があがっているせいか沈黙が続く。
「…人前で告白とかキャラじゃないよな」
よく見ると七瀬くんの顔が真っ赤になっている。
なんだか可愛い。
「そ、んなことないよ」
「…」
「な、七瀬くん?」
七瀬くんとの距離が少しずつ短くなってくる。
なんとなく私は後ずさりしてしまったもののあっという間に背中に壁が来てしまった。
「…琴音はさ昔明るくて元気だったじゃん?」
「…うん」
「誰にでも同じように接するから、評判良かったんだよ」