碧色の恋。
相変わらず男子はゲームに夢中だけど、2人にも花火見てもらいたい。そう思い窓を開けた。
「颯ちゃん、七瀬くん花火見ないの?もうすぐ終わっちゃうよ」
2人で何かを話している様子だったけど、私が声をかけたらすぐにバルコニーに来た。
「キレーだなー」
何故か私は2人に挟まれるようにして立っている。
2人で何話してたのかな…なんて思うけど聞く勇気もない。
しばらくするとお母さんと、七瀬くんのお母さんが一緒に帰ってきた。
「あんらぁ〜琴音ったらイケメン2人に囲まれちゃって!
三角関係ってやつ??」
「やだもう琴美ちゃんったら碧に琴音ちゃんは勿体ないわよ〜!!」
母親2人のテンションについていけない私達は黙々とチーズケーキを食べていた。