時間切れ

日曜日も、家庭教師としてやって来た一也。

食事が楽しみだし、陸との勉強も仕事から解放され、気分転換になっていると話てた。

お昼ご飯と夕飯もたくさん食べ、夕飯後にお茶を飲みながら談笑して帰った。

「一也さんさ〜、本当に頭良くてさ〜どの教科もわからないところを教えてくれるんだわ〜。
勉強以外に六法全書も頭に入ってるのかと思うと、一也さんの頭の中を見てみたくなるわ」

「ハハハ! 努力して勉強した事は忘れないもんなんだよ、陸。
たぶん先生は、相当努力したんだよ〜!」

「それなのに、ウチの平凡な家庭料理をあんなに喜んでくれてたくさん食べてくれるから、こっちまで嬉しくなりますよね!」
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