時間切れ
「ねぇ、一也さん、
母さんはあんまりアクセサリーをしないから、
逆に婚約指輪と結婚指輪を重ねる方が良いんじゃない?」
「俺も、この人は既婚者です!ってはっきりとわかってもらう為にも、典子さんの左手薬指は指輪に輝いてもらわなきゃ!」
「一也さんって、独占欲強いんだね!ハハハ」
「少しでも、他の男が近づかないようにしないとさ!」
店員さんも、クスクスと微笑んでいた。
「陸〜 俺はコレが素敵だと思うけど…どうかなぁ〜」
「うん。 きっとこれなら気に入ると思う。」
「じゃあ、この指輪で!サイズは10で!
あ、でも、もしゆるかったりきつかったら直せますか?」
「もちろん、お直しできますよ。」
一也と陸は顔を見合わせた。
お互いニッコリ笑顔になり婚約指輪を購入した。