時間切れ

年末年始


シンガポールへ出発するまでにクリスマスツリーを2人で片付けて、シンガポール出発前日の夜に安田さんの店へ食事に出かけた。

「一也!典子さん! いらっしゃいませ〜予約席にどうぞ!」

「絵梨さんこんばんは〜 お久しぶりです。」

「今日も繁盛してるね。」

「本当に久しぶりだよね! 飲みもののご注文は?」

「俺は烏龍茶、ノンはりんごジュースで良い?」

「うん。ココのりんごジュースは他のところより美味しいから…」

「ありがとうございます! 
青森のりんご農家のジュースなのよ!じゃあ、少々お待ちくださいませ。」

「2人で来るの初めてじゃない?」

「そう言えば、そうだね! デートみたい。」

「そうだなぁ〜、じゃあ今度映画でも行こう!」

「うん。たまには2人でデートしても良いよね。」

「そのうち陸に彼女とか出来たら、俺たちは相手にしてもらえないぞ!」

「陸さ〜 バレンタインにチョコたくさん貰うのに、彼女作らないんだよ〜」

「高校生になったし、部活と勉強に忙しいから彼女作るの面倒臭いのかもな!
俺は、陸も彼女ができたら溺愛彼氏になる気がする〜 ハハハ!」

「多分、本気になる子ができたら、一途な感じよねぇ〜 クスクス。」
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