時間切れ
陸の進路希望の面談。
ウチは一也さんも一緒に4者面談した。

担任の先生から
「篠原 陸さんの進路希望表では、国立大学の法学部が、第一志望で間違いありませんか?」

「はい。」

「お父さんもお母さんも、よろしいですね?」

一也、典子
「はい。」

「コレは保護者の方にお渡しするテスト結果です。
ご覧の通り、陸さんは今回の中間テストも学年1位の成績でした。

たぶん…第一志望の国立の法学部は大丈夫だと思いますが…
絶対とは言えないのでこのまま勉強を頑張ってほしいです。
第二志望の私立の法学部は、推薦をつけるなら確実に、入学可能ですね。」

「はい。わかりました。
陸は私大に推薦はしないんだろ?」

「うん。あくまでも国立大学を狙います!
落ちたら、私大かなぁ〜ハハハ。」

「じゃあ、私大も一般受験ということで、よろしいですね?」

「陸、良いんだな? 挑戦するんだな?」

「うん。 頑張るよ!」

「篠原くん、頑張れ!先生達も応援してるからわからないところは、休み時間でも聴きに来ていいからな。」

「はい。ありがとうございます。」


面談が終わり、私は教室を出てから

「はあ〜!」

「ノン、どうしたの?」

「何か、緊張して〜 いよいよなんだね!」

「ハハハ。 頑張るからね!」


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