時間切れ

寿司きよで、握りとお酒も飲み いい気分で帰宅した龍一。

リビングにいた一也、典子、陸に

「たたいま! 俺、シンガポールを引き払う〜これから俺も、家族の仲間に入れて下さい!
よろしくお願いします〜!
はい、これお土産のお寿司だよ〜
俺は、もう寝る!おやすみ〜」

言うだけ言って、自室へいく龍一。

3人は、呆気に取られてポカ〜ン としていた。

「俺が言うのも、何なんだけどさ〜
爺ちゃんは父さんと、どう接していいかわからなかったと思うな。
爺ちゃんさ、シンガポールに行った時もいっつも父さんの事を気にかけててさ〜
俺が、じゃあ父さんに電話しなよ!って言うと
"いや〜 一也に何て言えばいいかわからん"
とか言ってたし〜
爺ちゃんは不器用な人だよ」

「ああ、俺もそう思う。 
ノンも陸も父さんの事、よろしくお願いしますね!」

典子と陸は 大きく頷いた。

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