路地裏の唄
自分自身戸惑っているような律の様子を横目で見つつ舌打ちをして「もういい」とだけ言って乱暴に打ち切った。
「治してやる。
緋奈咫」
「はい」と返事をしながらキューブを玖科の元から取り上げつつ部屋を出ようとするゲンラクに緋奈咫が続く。
しかしすぐに思い出したように戻って来ると、
「キュ一ブの解析が済んだらすぐに緋奈咫を寄越す。
治してる間にお前が何者何か話せ。
お前が俺達にマイナスの存在でないと緋奈咫が判断すれば俺達の事を教えるようにしとく」
そこまで言うと彼は再び姿を消し、緋奈咫もそれに続き姿を消す。
「あの……」
「ん?なーに?」
「原十郎、治りますか?」
心配そうに聞く律に県が自信満々に微笑む。
「だいじょーぶ!
ラクさんにケータイのこと任せたら右に出る者はいないよ!」
よほど信頼があるらしい。
程なくして緋奈咫がハーブティーを持って戻って来ると、四人はその書斎にあるソファーに腰を落ち着けた。
「さて、じゃあ話してもらおうかな。君の事」
「治してやる。
緋奈咫」
「はい」と返事をしながらキューブを玖科の元から取り上げつつ部屋を出ようとするゲンラクに緋奈咫が続く。
しかしすぐに思い出したように戻って来ると、
「キュ一ブの解析が済んだらすぐに緋奈咫を寄越す。
治してる間にお前が何者何か話せ。
お前が俺達にマイナスの存在でないと緋奈咫が判断すれば俺達の事を教えるようにしとく」
そこまで言うと彼は再び姿を消し、緋奈咫もそれに続き姿を消す。
「あの……」
「ん?なーに?」
「原十郎、治りますか?」
心配そうに聞く律に県が自信満々に微笑む。
「だいじょーぶ!
ラクさんにケータイのこと任せたら右に出る者はいないよ!」
よほど信頼があるらしい。
程なくして緋奈咫がハーブティーを持って戻って来ると、四人はその書斎にあるソファーに腰を落ち着けた。
「さて、じゃあ話してもらおうかな。君の事」