いつか再会する時まで



今日のテストが終わるとすぐ湊が走りながら1ーBに入ってくる。
そして、私の姿を見つけ駆け寄ってくる。



湊「玲音!」

「湊、手応えはどう?」

湊「ある!玲音みたいに90点代とか、そんなに高いことは無いけど、でも。
この前のテストより確実に解けた!」

「そんないきなり90点代とか望んでないから。頑張ったね、湊。お疲れ様。
じゃあ、寮に帰ってご飯食べてからまた勉強会だね」




湊の綻んだ顔を見て私も少し嬉しくなる。
その報告してくれたのが他の誰でもなく私だったことが特に。






湊「じゃあ、着替えてそっち行くねぇ」


寮に帰ってきて最上階に着くと、湊はそう言って自分の部屋に入っていった。





「ただいま」

朔「おかえり」

「早いね。テスト1日目お疲れ様」

朔「玲音もお疲れ」




頑張った湊のために昼食は湊の好きな料理にしようと、冷蔵庫を開け、食材を並べる。
料理が完成する少し前に玄関が開き、4人分の足音が聞こえる。




魁斗「あ、いい匂いするな、美味そう」

湊「え、僕の大好きなオムライス!」

「ナイスタイミングだね、4人とも。
これは頑張った湊に対するご褒美だよ」

湊「やったぁ!!」



喜んでもらえたなら作ったかいがあった。
湊も皆も美味しそうに食べてくれて、作りがいがあるんだ。




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