いつか再会する時まで
「さっきは酷い態度とってごめん。」
「大丈夫だよ。そうだ、凛って呼んでもいいかな?」
凛「もちろん。あたしも玲音って呼ぶ」
それから、一限目だけ一緒にサボることに決め、お互いのことを話した。
凛「玲音って、その格好で過ごしてるんでしょ?バレないの?」
「体育の時はカッターシャツの下に体操服を着てるし、洗濯もバラバラでやってるから大丈夫。水泳の授業は出ないことになってるから。」
凛「なるほどねぇ。声とかは?」
「もともとこの声だよ。」
凛「へぇ、声も顔も中性的なんだ」
そう言って私をじっと見る凛。
凛「ん…?コンタクト?」
「あぁ、気づいたんだ。コンタクトはコンタクトでも、カラコンだよ」
そう言って左目のカラコンを外す。そうすると凛が驚いた表情をする。何か変なところがあったのだろうか?
凛「透き通るような青色…すごく綺麗な色…。銀色の髪も、青色の目も似合ってる」
今度は私が驚く番だった。これまでは“ 気持ち悪い ”とか、“ ハーフってだけで何でモテるんだろうね? ”とか嫌なことばかり言われてきたから。
「そんなことを言われたのは10年ぶりぐらいかもしれない。嬉しいよ」
自然と頬が緩む。家族にはこの髪色も目の色の人はいないから、自慢なんだ。
話しているとあっという間に一限目が終わった。