昭和懐妊娶られ婚【元号旦那様シリーズ昭和編】
「それはお互いもっとよく知り合ってから教えてあげよう。俺はね、君をとっても気に入ってるんだ」
「どうして私なんですか?」
うちの会社には春子さんのような美人もいるのに、私をそんなに気にかける理由がわからない。
「二カ月前かな。『皇極百貨店』で迷子の男の子に優しく声をかけている凛ちゃんを見かけてね。あの時の天使のような君の笑顔が忘れられず、凛ちゃんに会うために青山国際通商に入ったわけ。まあ、別の目的もあったけど、君の笑顔を独り占めしたくてね」
悪魔のように妖艶に笑いながら彼は私の唇に触れ、顔を近づけてくる。
逃げようとしても入り口を彼に塞がれてもうどこにも行けない。
「嫌!」
ギュッと目を閉じて叫んだその時、ドアが大きく開いて、「いてっ!」という佐々木さんの呻(うめ)き声がした。
何事かと思って目を開けたら、森田さんが佐々木さんの胸倉を掴んで拳を突きつけている。
「橋本清十郎、うちの女子社員に手を出してただで済むと思うなよ」
「どうして私なんですか?」
うちの会社には春子さんのような美人もいるのに、私をそんなに気にかける理由がわからない。
「二カ月前かな。『皇極百貨店』で迷子の男の子に優しく声をかけている凛ちゃんを見かけてね。あの時の天使のような君の笑顔が忘れられず、凛ちゃんに会うために青山国際通商に入ったわけ。まあ、別の目的もあったけど、君の笑顔を独り占めしたくてね」
悪魔のように妖艶に笑いながら彼は私の唇に触れ、顔を近づけてくる。
逃げようとしても入り口を彼に塞がれてもうどこにも行けない。
「嫌!」
ギュッと目を閉じて叫んだその時、ドアが大きく開いて、「いてっ!」という佐々木さんの呻(うめ)き声がした。
何事かと思って目を開けたら、森田さんが佐々木さんの胸倉を掴んで拳を突きつけている。
「橋本清十郎、うちの女子社員に手を出してただで済むと思うなよ」